腸内環境を整えよう!
“腸内環境を整える”というと食事に意識が向いてしまいがちですが、食事以外にも重要なことがあります。
ということで今回は腸内環境の改善について書いていきます。
食べのもだけでは改善できな腸内環境
食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖などなど。
「何を食べたら腸内環境が整うか?」
と言うことは特集されますが、実はそれだけでは不十分です。
運動をしないと腸内環境は改善しません。
食物繊維など腸内環境を整えると言われている食べ物やサプリメントを摂取しているのに、便秘に悩んでいる女性は少なくありません。
腸内環境を整えるには横隔膜を使って腸に刺激を入れないといけないのです。
一番簡単なのはランニングよウォーキングですが、運動なら基本的になんでも良いです。
運動する時間がないと言う方は深呼吸でも構いません。
深呼吸は大きく横隔膜を動かすのでおすすめです!
腸と呼吸は何十億年も前から深いつながりを持っています。
呼吸がきちんと出来ないと腸内環境は悪化してしまうのです。
運動不足の方は食べ物の改善と合わせて運動を取り入れてください!
呼吸の進化
それでは腸と呼吸の関係を進化の流れに沿ってお話していきます。
ここから少し難しくなるので、進化とか興味がない方は読み飛ばしてください。
水の中に住んでいた生物は鰓(エラ)を使って呼吸をし、陸上に住んでいる生物は肺(皮膚)を使って呼吸をしています。
水棲生物が持つ鰓。
そもそもの成り立ちは腸の一部を転用して、餌を摂り入れる為に作られた器官だったと考えられています。
その後多くの魚が口を持つようになった為、呼吸専用の器官になったようです。
発生学でいうと、腸が鰓になり鰓がやがて脳や首から上の筋肉へとなっていきました。
脳が第二の腸と呼ばれる理由はここにあります。
余談ですが、表情と感情と内臓の働きがリンクしている理由は、元々が同じパーツから発生しているからです。
嫌なことがあるとすぐに表情に出てしまうのは、腸と同じで表情筋もそもそもは自分でコントロールできないパーツだったからです。
子供は脳が未発達な為、感情に合わせて表情をコントロールすることができません。
だから、嫌なこと、嬉しいこと、悲しいことがあると表情にすぐに出てしまうのです。
話を戻します。
やがて陸上に上がって生活する生物が現れます。
それがカエルなどの両生類です。
両生類はちょっと独特で肺と皮膚を併用して呼吸をしています。
「ゲロゲロ」と聞こえるカエルの鳴き声は“鳴嚢”と呼ばれるパーツから発せられています(オスのみ)。
これも呼吸に関係があるパーツですが、ヒトで言う所の肩で呼吸をしているのと同じです。
腹式呼吸に比べ肩で呼吸をする胸式呼吸の方が原始的な呼吸なのです。
その後住環境の変化に対応する為、両生類からトカゲやヘビなどの爬虫類へと進化を遂げたグループが出てきます。爬虫類は乾燥地帯に適応する為に皮膚呼吸を捨て、肺を使った呼吸へとシフトしていきます。
ワニは私たち哺乳類に近い呼吸法を採用しており、肝臓と横隔筋という筋肉を横隔膜のように使って呼吸をしています。
そして2億5千万年前に大事件が起こります。世界各地で活発な火山活動が起こり、地球上の二酸化炭素濃度が上がり酸素濃度が一気に低下したのです。
この時、それまでに生きていた8割から9割くらいの生物が絶滅してしまったそうです。
これをペルム紀大量絶滅と言います。
これを乗り越えるために、生き残りを賭けて今までより更に効率よく酸素を取り込むためのシステムが必要になりました。
そのシステムを作った生物が、横隔膜を使った呼吸法である腹式呼吸を身に付けた哺乳類の祖先と、気嚢を使った呼吸システムを身に付けた恐竜―鳥類へと進化を遂げたグループです。
ここからが大事です。
哺乳類の祖先が横隔膜を作る際に行ったことが、現在のウエストの引き締めなどに繋がっています。
それが、“腰の部分の肋骨を無くした”ということです。
骨格の写真はあえて載せませんが、気になる方はググって確認してみてください。
トカゲの肋骨は哺乳類に比べてけっこう端っこまで来ています。
ではなぜ肋骨を無くしたのでしょうか?
それは横隔膜をお尻側に下げる為です。
肋骨があるとそれが邪魔でせっかく作った横隔膜をきちんと下げることができません。
肋骨が腰まであると効率の良い呼吸が成り立たないから肋骨を無くしてしまったのです。
横隔膜を下げるためにはある程度の空間が必要になります。
ということは、座っている時間が長い、寝ている時間が長いといった場合、内臓が邪魔で横隔膜が下がらないから呼吸が浅くなってしまうのです。
また、便秘などで腸が硬いといった場合やお腹一杯食べてしまった後も横隔膜の動きが制限されてしまうので呼吸は浅くなります。
横隔膜の元となった筋肉はワニで言うところの横隔筋(人間で言うと腰の筋肉の一部)、舌の筋肉の一部、肩甲骨周囲の筋肉の一部です。
だから、呼吸が浅くなると腰や肩の筋肉も一緒に硬くなってしまいます。
これが肩こりや腰痛に繋がっていくのです。
そして、我々哺乳類の祖先は、腰に空間ができた事によってある副産物を得ることができました。
それが“腰を捻る”動作です。
腰を捻ることが出来るようになったから、転倒しても起き上がれるようになったのです。
だから、哺乳類の足は胴体に対して垂直になっているのです。
腹式呼吸ができないとウエストの引き締めは上手くいかない可能性が非常に高いのです。
ここまで横隔膜の成り立ちについてお話きました。
それではいよいよ呼吸と腸内環境についてお話していきます。
腸内環境と呼吸
体の中に取り込まれた酸素は血液と一緒に各細胞へと運ばれていきます。
この時、全身にどれくらいの血液量を送っていいかを判断しているのが心臓と肺の間にある動脈(大動脈弓)です。
この動脈は呼吸と関係が深く、横隔膜が下がると動脈は伸ばされ刺激が入り血流は増します。
横隔膜が下がらなければそれほど刺激は入らないから血流はそれほど増えません。
横隔膜を使った呼吸がきちんとできていないと、全身に運ばれる血液の量は減少してしまうと言うことです。
運ばれる血液の量が減れば、当然一緒に運ばれる酸素の量も減ってしまいます。
これは“腸”も例外ではありません。
腸内には様々な細菌が住んでいます。
その中には酸素を嫌う(必要としない)種類の細菌が住んでいます。
これを嫌気性の細菌と呼んだりしますが、腸内環境を悪化させる元となる細菌がこの中には含まれています。
酸素が供給出来ていればそれほど問題ありません。
でも、酸素が“腸”まできちんと届いていないと、嫌気性の細菌が死なないため、腸内環境を悪化させてしまうのです。
と言うことは、ビフィズス菌を飲んでも、乳酸菌を生きたまま腸に届けても、食物繊維を食べても、それだけでは不十分だと言うことです。
腸内環境を整えるためには酸素は必要不可欠なのです。
肺炎や大腸ガンの原因となる細菌も嫌気性の細菌なので寝たきりや運動不足、座っている時間が長いといったライフスタイルの方は罹患率が上昇するのではないかと個人的には思っています。
それくらい、呼吸は大事です。
先ほどもお話したように、現代人は座っている時間が長いため呼吸が浅くなっています。
だから、ちゃんと腹式呼吸を行なって酸素を体内に取り込み、細胞に届ける必要があります。
30分に1回、1時間に1回といった感じに時間を決めて、こまめに深呼吸をやって新鮮な酸素を腸に届けてあげて下さい。
また、横隔膜が上下することで腸に刺激が入り、腸の活動が活発になることがわかっています。
深呼吸なら特別な道具や専用のトレーニング器具を必要としません。
深呼吸のやり方は、鼻から吸って口から吐く。
とっても簡単、これだけです。
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