【著者紹介】今村まさふみ 『糖質制限は失敗の元!リバウンドする理由を根本解決』をコンセプトに銀座でパーソナルトレーニングを行っている。科学的根拠に基づいたプログラムを作成し、多くのお客様から支持を得ている。
銀座でパーソナルトレーニングジムを運営している今村です.
私の自己紹介はこちら(執筆中)
コロナウイルス陽性者が増えて来ています。
個人的には「だからどーした」という感じですが…
コロナは流行り始めた頃、noteに“東京都 新たに143人の感染確認 1日で最多 都内1000人超に”という記事を書きました。
100人超えてニュースになっていた頃と同じような対策しかしていないという現状もどうなのでしょうか?
ということで今回は、「東京都 新たに143人の感染確認 1日で最多 都内1000人超に」という2年くらい前に書いた記事をもとに、コロナウイルスについてあれこれ書いていこうかと思います。
注:診断・治療などの医療アドバイスを提供しているわけではありません。診断や治療に関する医療行為については、医師または医療専門家にご相談ください。あくまで情報の提供になります。
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コロナウイルスとACE2受容体
そもそも新型コロナウイルス(2年も経っているから新型でもないような)がどんなタンパク質に感染するかということを知らない方が多いような気がします。
コロナウイルスは人体に進入すると、ACE2受容体を介し増殖し、細胞への攻撃をスタートさせます。
ウイルスは生物と無生物の間と言われており、それ単体では増殖できないため媒介となる細胞が必要になります。この場合、それがACE2です。
ACE2は比較的最近に発見されたⅠ型膜貫通性メタロカルボキシペプチダーゼであり、すでに発見されている ACE 酵素と相同性を持っています。レニン・アンジオテンシン・システム(RAS)において、血管の緊張度とホルモン分泌を制御しているとされています。
早い話、血圧のコントロールとホルモン分泌の調整をおこなっている、ということです。
そして現在のところ、ACE2が COVID-19 のホスト受容体であることが複数の研究で示唆されています。
ACE2 受容体は、特に心臓、肺、腎臓、消化管に存在し、RAS シグナリングにおいて重要な仲介的役割を果たしています。これらの 臓器は COVID-19 の感染を受けやすいことも分かっています。
こようなことからACE2受容体が増えている(血圧が高い)人では、コロナウイルスの侵入がたやすく、感染しやすかったり重症化しやすいのではないかと懸念されているそうです。
血圧が高い人が重症化しやすいのは当然といえば当然なのかもしれません。
ちなみにこの情報はかなり早い段階で出回っており、この記事を書いたときには既にネットにありました。なんでTVなどで報道しないのか不思議に思った記憶があります。
血圧調節
私たちの祖先は約三億年前に、海から陸に上がって生活を始めたといわれています。他の記事でも書きましたが陸上で生きていくには様々な変化が必要になりました。
強力な免疫システムもその一つです。
当然、体液を海水と同じように保つためのシステムもつくられ、その一つがさっき書いた「レニン・アンジオテンシン系(RAS)」です。
腎臓は血液の濾過により、体内の水分とナトリウム(塩分)のバランスが一定になるよう調節しています。体内の水分や塩分が足りないと腎臓にある傍糸球体装置からレニンという酵素を放出し、血中のアンジオテンシンや副腎のアルドステロンというホルモンを活性化して血管を収縮させ、塩分の吸収を促します(血圧上昇)。
逆に体内の塩分が多いと、レニンの分泌を抑制し、汗や尿として塩分を体外に排出させます(血圧低下)。


上記写真あるアンジオテンシンⅡというのがACE2です。
これって実は酵素なんです。
すこし語弊があるかもしれませんが血圧を上げる酵素がACE2です。
ダイエットのために塩分摂取を控えすぎるとこの酵素が多く作られます。
そうなると感染リスクや重症化するリスクが高まる可能性があるので注意が必要かもしれません。
レニン・アンジオテンシン系が活発になると、尿と一緒にカリウムが体外へと出されてしまうのでカリウムの補給をしっかりと行いましょう。
コロナウイルスに感染した方(中国の話)の血中カリウム濃度が低かったという報告もあるそうです。
カリウムは、ナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持しているほか、酸・塩基平衡の維持、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などの働きをしています。
また、カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。
味付けの濃い食事が好きな方、浮腫みやすい方はカリウム不足の可能性があるのでカリウムを積極的に摂取しましょう。
Googleさんに聞けば何に入っているのかは教えてくれます。
高血圧と新型コロナウイルス
血圧の話をしたので、新型コロナウイルスと高血圧の関係について、現在(2020年)発表されている情報を元にすすめていきます。
まず高血圧の原因ですが、過剰な塩分摂取、肥満、過剰飲酒、精神的ストレス、自律神経の調節異常、運動不足、野菜や果物(カリウムなどのミネラル)不足、喫煙といったものが挙げられます。
ひとつ言えることは、上記のような生活習慣であれば血圧の高い低いに関係なく免疫力は下がります。
このような生活習慣で健康でいられるはずがありません。
日本血圧学会のサイトに国際血圧学会の見解が載っていたので引用します。
以下COVID-19に関する国際高血圧学会の声明(2020年)
A statement from the International Society of Hypertension on COVID-19
国際高血圧学会はコロナウイルス感染と高血圧症について一部で心配され、メディアにより過剰な反応が起きている懸念事項を承知しています。
懸念1:高血圧症が新型コロナウイルスに対して感染しやすくなるか?
懸念2:高血圧症の治療に一般的に使われているアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)やアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)が新型コロナウイルス感染者の予後を悪化させるか?(1) 国際高血圧学会は2つ目の話題に対して先にヨーロッパ循環器学会の高血圧部会並びにヨーロッパ高血圧学会が発表した回答を支持します(2,3)。すなわち現時点であるデータからは新型コロナウイルス感染症を予防と治療するという観点からACE阻害薬やARBの使用を変更すべきという確証はありません。 さらに、ISHは、1,2の問題に対して次の4つの重要な点を強調します。
1. 今のところ高血圧患者が正常血圧患者に比べて新型コロナウイルスに感染しやすいとは言えません。むしろ、高血圧が原因ではなく、新型コロナウイルスが60歳以上の高齢者で感染しやすいために、高齢者に多い高血圧患者が感染しやすいように見えるといえます。
2. 新型コロナウイルスについては、ACE阻害剤またはARBは感染に対する感受性を改善または悪化させることも、感染した患者の結果に影響を与えることを示す臨床データはありません。
3. 現状ではACE阻害剤またはARBについて否定的、あるいは肯定的な十分なデータが示されていません。それゆえ、国際高血圧学会は、高血圧症患者を治療する際にACE阻害剤またはARBを使うことに格段の配慮は必要なく、通常通り適応に応じて使用を継続することを強く推奨します。新型コロナウイルス感染に関する懸念に影響されて処方を変更すべきではないと考えます。
4. 将来的には新型コロナウイルス感染に対して降圧治療が影響を与えることが明らかになり、治療指針を変更する必要が生じるかもしれません。しかし、現在のところそのような研究結果は発表されておらず、現状の高血圧診療ガイドラインを変更する必要はないと考えます。
ということで、高血圧だからと言って感染リスクが高まるということは無いということですが、個人的にはACE2の増加はリスクが上がるような気がします。
喫煙とコロナ
志村けんさんの入院が報道され出した時くらいから喫煙と重症化の関連を指摘する声がありました。
《ニコチンは呼吸循環器の COVID-19 感染リスクを高めるか?》という資料を見つけたのでご紹介したいと思います。
バーモント州ジョージメイソン大学公衆保健学部
要約 現在 COVID-19 のアウトブレイクにより、全世界の多くの国と地域で外出と交通制限が実施されている。感染者の8割は軽症で済むが、15~20%は重症化し、世界の医療システムに重い負担をもたらしている。3月10日現在死亡率は平均で 3.4%だが、国と地域によって大きな差がある。本論文の目的は、ニコチンばく露のある集団がこのウイルスにさらされた場合、どのような影響があるかを検討することにある。ニコチンは COVID-19の侵入口である ACE2 受容体に作用して肺の上皮細胞に有害な影響をもたらすと考察する。
〜中略〜
まとめ
⚫ 喫煙あるいは非喫煙ボランティアのニコチン吸入試験により、収縮期および拡張期血圧が上昇し、血漿 ACE活性が増加する。
⚫ 肺内の細胞(気管支上皮細胞、肺胞マクロファージ、血管内皮細胞、間質線維芽細胞など)には、ニコチン受容体とともに多くのレニン・アンジオテンシン系受容体が共発現している。
⚫ ACE2によって JAK/STAT 伝達経路(細胞外からの化学シグナルを、細胞核に伝え、DNAの転写と発現を起こす情報伝達系。 免疫、増殖, 分化、アポトーシス 、発癌などに関与する。JAK-STAT 機能が損なわれたり制御できないと、自己免疫疾患, 免疫不全症候群や悪性腫瘍などを引き起こされることがある:Wikipedia より)が活性化されると、炎症とプロテアーゼ活性化により肺の損傷をもたらすエピジェネティックな変化が促進される。これらの伝達経路はニコチン受容体によっても活性化される。
⚫ 電子タバコがレニン・アンジオテンシン系にもたらす影響については、確定的結論が出ていないため、現時点では、電子タバコ使用が COVID-19 感染症にどのように関連するかについては明らかでない。(ニコチン入りカートリッジを使用しない製品についての記述と理解する。ニコチン入りならシガレットと同じ見解となろう:訳者意見)
⚫ ACE2 受容体と COVID-19 の接合個所の構造は原子レベルまで解明されており、感染制御のための抗体作製あるいは低分子薬の有望な作用部位となる可能性がある。
日本禁煙学会理事 松崎道幸・訳
ということで、たばこを吸うとACEの増加も認められ罹患率は上がる様です。
こうなって来ると、ACE増加が原因の高血圧者は感染リスク、及び、重症化のリスクは関係があるような気がします。
コロナ対策いろいろ
では最後にコロナ対策についてお話していきます。
こんなことを書いている(2020年の)私ですが、皆さんと同じ様にいつ感染してもおかしくないです。
でも、免疫機能を落とさない、強化するといった対策はおこなっています。
そのお陰でリスクは減らせていると思っています。
※ワクチン1回しか打っていませんが2022年11月現在すこぶる健康です。偏頭痛以外不調もなく風邪も引いていません
まず大切なことは、「まさか自分はかからない」といった甘い考えを捨てることです。
これはコロナに限った話ではありませんが、「自分も感染するかも?」と疑って行動するのと「自分は大丈夫」と楽観して行動するのでは大きく違います。
しっかりと予防をしてても感染してしまったら、それはもうしょうがないと思いますが、少なくとも重症化するリスクは下げられます。
1.栄養摂取
ビタミン13種類、ミネラル16種類があってはじめて代謝はスムーズにいくのです。これがうまく出来ていなければ、筋トレしても免疫力は上がりません。
全部大事ですが特に大切なものをあげていきます。
▶︎ビタミンD
舞茸、鮭、いわし、さんま、たまごに多く含まれています。
また日の光に浴びることで体内でつくることが出来ます。
白血球の細胞膜に結合することで免疫が活性化されます。
2019年の武漢での感染者を調べたらビタミンDが不足していたという調査報告もあがっています。
※これも2022年には発表されていました
▶︎ビタミンA
人参、南瓜、ほうれん草、鶏レバーに含まれています。
粘膜の強化に欠かせない栄養素。
▶︎ビタミンC
食品でも摂取できますが水溶性のためサプリを併用した方が効果的。
白血球から分泌される抗ウイルスタンパク質、インターフェロンの材料。
▶︎亜鉛
牛や豚の肩肉、牡蠣、たまごや納豆に含まれている。
ビタミンAとセットで粘膜の強化に働く。
白血球にも多く含まれ、ビタミンCの吸収効率をあげる。
味覚がなくなるのは嗅覚の麻痺意外にひょっとしたら亜鉛不足が関連あるかもしれません。
▶︎マグネシウム
納豆、海藻類に多く含まれている。
ビタミンDを活性化して体内で利用するために必要です。
これがないと白血球が働かない。
2.運動
運動というとハードルが高くなりますが、深呼吸(腹式呼吸)でも十分です。
呼吸は血圧のコントロール関連があるのです。
心臓に下にある大動脈弓に刺激が少ないと、血液を全身にそんなに送らなくても良いと判断します。
血流が悪くなり、血圧も下がります。
逆に運動時はここに刺激が入るので血圧が上昇します。
血圧が低いと血圧をあげるためにシステムが作動します。
これがレニン・アンジオテンシン系(RAS)です。
これが作動するとACE2が増えます。
血圧を正常に保つ上で呼吸は大切です。
また、呼吸(腹式呼吸=鼻呼吸)ができないとダイレクトにウイルスが肺にはいってきてしまうため、感染のリスクは上がってしまいます。
口は呼吸をするためのパーツではありません。
実は、腹式呼吸をすることで大動脈弓に刺激を入れることができるのです。
3.休養
しっかりと体を休めることも重要です。
食べて動いたら体を休めないといけません。
寝ている間に様々なホルモンを分泌して病気に対抗します。
腸と脳を同時に稼働させることは、じつはとても大変なのです。
基本的にはどちらか一方しか稼働させることができません。
起きている時は脳と筋肉、寝ている時は内臓、といった感じです。
人間の免疫の60%くらいは腸にあります。
だから寝ないと働かせることができません。
起きている時間がながければそれだけ免疫システムの稼働時間は短くなってしまいます。
ということでしっかり寝ましょう。
以上簡単にですが、現在までにわかっている情報を元にいろいろ書いてきました。
あくまで現時点での情報なのであらたな情報がわかり次第、また更新します。
最初にも書きましたが、診断・治療などの医療アドバイスを提供しているわけではありません。
診断や治療に関する医療行為については、医師または医療専門家にご相談ください。
あくまで情報の提供になります。
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