【著者紹介】今村まさふみ 『下半身痩せダイエットとリバウンドしない体作り』をコンセプトに東京・銀座でパーソナルトレーナーとして活動中。科学的根拠に基づいたプログラムを作成し、芸能人をはじめ多くのお客様から支持を得ている。私の自己紹介はこちら（執筆中）
銀座で下半身痩せ専門パーソナルトレーニングジムを運営しているダイエット・下半身痩せパーソナルトレーナーの今村です。
「寝る前に果物食べたら太る？太らない？」
高橋凛さんから果物に関するご質問をいただきましたので読者の方にもシェアしたいと思います。
※確かこんな感じの質問だった気がします…違っていただごめんなさいm(__)m
寝る前に甘いものを食べたくなったら果物が良さそうですが、実際のところはどうなのでしょうか？？
と言うことで今回は「寝る前に果物食べたら太ります！」と言うことについて解説していきます。
お知らせ
果物は太る
果物の成分には果糖が含まれています。
この果糖のおかげで、私たちは果物を食べると甘いと感じます。
果糖はお米などに含まれるブドウ糖と同じように単糖類に分類されます。
ぶどう糖は脳のエネルギー源として有名ですが、果糖がどこに使われているかは意外と知られていません。
果糖もぶどう糖もどちらも小腸で吸収されますがその後が少し違います。
ぶどう糖は肝臓や筋肉に貯蔵されますが、果糖はそのほとんどが肝臓に輸送され、余ったら脂肪に変換されてしまいます。
また、果糖とぶどう糖と比較した際、果糖の方が脂肪が付きやすいと言う研究結果もあります。
ある論文では小腸で果糖の代謝が行われていることが紹介されています。
果糖の量が増えると小腸での代謝ができない分が肝臓に移行して代謝されます。
肝臓に移行した果糖はグルコース輸送体Glut2とGlut8を介して幹細胞に取り込まれ、フルクトキナーゼ
によってフルクトース1-リン酸に変換される。
フルクトース1-リン酸はグリセルアルデヒドを経てグリセルアルデヒド3-リン酸になる。
これらの物質が脂質生成を高めることが分かっています。
と言うことで、果糖は必要以上に摂取すると太りやすいので、寝る前に果物はおすすめしません！
何故夜遅くに食事をすると太るのか？
ついでに夜遅くに食事をすると太ってしまう理由もざっくり解説します。
肥満遺伝子とも呼ばれているBMAL1と言うたんぱく質が関係しています。
このたんぱく質は脂肪細胞の中で脂肪酸やコレステロールの合成を活発化し、多くの脂肪を溜め込もうとします。
日中は量が少ないのですが、午後10時頃から増加し始め、深夜2時～4時にピークを迎えます。
夜食にラーメンやチャーハン、お菓子を食べると血糖値が急上昇。
血糖値が上がった状態、つまり体内に糖分が沢山ある状態でBMAL1の量が増加すると、糖質をチャージし脂肪として蓄積されてしまいます。
では夜中にお腹が空いたら何を食べたら良いのか？
夜中にお腹が空いたら干し芋がおすすめです！
干し芋は食物繊維が豊富なので血糖値は緩やかに上がります。
また、果糖ではないので脂肪も付きにくく、ビタミンやミネラルも豊富なので代謝の手助けをしてくれます。
と言うことで参考にしてください。
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