【著者紹介】今村まさふみ 『糖質制限は失敗の元!リバウンドする理由を根本解決』をコンセプトに銀座でパーソナルトレーニングを行っている。科学的根拠に基づいたプログラムを作成し、多くのお客様から支持を得ている。
銀座でパーソナルトレーニングジムを運営している今村です.
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先日ツイッターのフォロワーさんから、「パーソナルジムに通っているのに痩せません、原因はんなんでしょうか?」というご質問をいただきました。
質問をくれた方がどんなパーソナルジムに通っていらっしゃるのか分からないのでなんとも言えませんが、“パーソナルジムに通っているのに痩せない原因”を考察していきたいと思います。
お知らせ
糖質制限してるから痩せない
パーソナルジムに通う前から糖質制限を自己流でダイエットに取り入れていると、ジムに通って糖質制限をやっても体重は減りません。
これ痩せない原因としては結構有名な話です。
糖質1gを体の中に取り込む時に必要な水分はおよそ2gです。
1/2に希釈して体内に吸収しています。
150g糖質を体内に吸収する場合、水は300g必要になります。
だから糖質を制限すればその分の水も体内に吸収されなくなるので糖質制限開始直後は面白いくらい体重が減るのです。
実は糖質制限で減る体重のほとんどは水分なんです。
知ってました?
ところが、これをパーソナルジムに通う前からやっている場合、糖質制限開始直後に減る水分が既に減っているからそんなに体重が減らないのです。
ライ◯ップさんのような食事プログラムを提供しているジムに通っている方の話です。
“ダイエットプログラムの最後の方はボクサーの減量のようにほとんど体重が減らない”というのは業界では有名な話です。
このような方は化学的に栄養素を意識した食事をしないと体重はそれ以上減りません。
ということで、パーソナルジムに通っているのに痩せないという方は“栄養素”を意識した食事に切り替えてみましょう。
体重は再び減りはじめるはずです。
やっているトレーニングが合っていない
下半身を引き締めたいからスクワット
胸の筋肉をつけたいからペンチプレス
ヒップアップをしたいからデットリフト
このような決め方でトレーニングプログラムを決められているから痩せないのです。
少し乱暴な例えですが、「高熱が続いているからあなたはコロナです。基礎疾患あるから入院してください」となんの検査もしないで診断されるのと同じくらい上記のトレーニング種目の決め方はいい加減です。
下半身を引き締めるにしても、ヒップアップをするにしてもその人の動き方をみて判断する必要があります。
例えば、前屈のテストをやった時に左の様な動きになっている場合、お尻を引けていないのでスクワットの前にデットリフトをやらないといけません。
さらにいくつかチェックをしてそれもうまくいっていなければ全く別のアプローチをしないと下半身痩せやヒップアップはうまくいきません。
同じ胸を鍛えるという意味ではペンチプレスもフライも同じですが、これも動き方によってどっちからやるのか、その前にどんな種目をやるのかはかわってきます。
ウエスト引き締めるにしても、首の動きが不十分(後ろを向けないなど)がある場合、ツイスト系の腹筋をやる前に首の動きを正常にする必要があります。
このようにトレーニングプログラムを作る際には、病院での検査と同じ様にいくつかのテストをやらないと一人ひとりに合ったプログラムを作成することはできません。
ということで今回はパーソナルジムに行っても痩せない原因を考察してみました。