プロテインを飲む際、水と牛乳のどちらが最適なのか?
この問いに対する答えは様々です。
一部では「水で割るべき」と主張する声もありますが、牛乳で割るほうがメリットは多いと気がします。
牛乳で割る主なメリットは、プロテインの吸収率と栄養価。
という事で、今回はプロテインを牛乳で割った方が良い理由を解説していきます。
牛乳は体に悪いという“説”もありますが今回はその辺は一旦無視して話を進めていきます。
牛乳の吸収力
では「プロテインを牛乳で割るメリット」について解説していきます。
牛乳に含まれるタンパク質2種類あり、約80%がカゼイン、約20%がホエイで構成されています。
牛乳を構成しているホエイは、ホエイプロテインでお馴染みのタンパク質です。
カゼインはpH4.6以下で固まってしまう性質があり、胃酸の作用で固まってしまいます。
これが牛乳が消化されにくいと言われる理由の一つです。
しかし、消化酵素の働きにより吸収率が向上します。
PDCAAS(Protein Digestibility Corrected Acid Score)という指標をご存知でしょうか?
プロテインを評価する際にアミさんスコアが用いられることが多いですが、PDCAASはタンパク質の栄養学的な質だけではなく、消化吸収効率も合わせて評価した指標になります。
プロテインの袋に表示されているアミノ酸スコアは、プロテインの栄養学的な評価のみを表す指標なので、こちらの方がより正確に評価ができます。
WHOやFAO(国連食糧農業機関)などの国際機関は、1991年ごろからアミノ酸スコアではなくPDCAASを持ちいて評価を行なっています。
PDCAASをみるとホエイプロテインを牛乳で割っても1.00(※1.00が1番良い)となっているので消化吸収効率が良いタンパク質と評価されています。
カゼインとホエイの違い
牛乳に含まれるカゼインとホエイプロテインはどちらも高品質のプロテインですが、吸収速度に差があります。
ホエイプロテインは摂取後に速やかに吸収され、カゼインは比較的ゆっくりと吸収されます。
また、研究によれば、ミルクプロテインは大豆プロテインよりも筋肉合成に有益であることが示されています。
ミルクプロテインを摂取した場合、筋合成のピークが60分後に訪れます。
これに対して、カゼインは120分後、大豆プロテインは90分後にピークに達します。
したがって、筋合成を重要視する場合、ミルクプロテインを摂ることが望ましいと言えます。
母乳の成分も参考になります。
初期の母乳はホエイが多く、後期になるとカゼインが増える傾向があります。
初期がカゼイン2割、ホエイ8割、後期はカゼイン4割、ホエイ6割となります。
これは最初は吸収を早くするためにホエイを多めにして、後期はカゼインの量を増やしてでゆっくり吸収することで腹持ちを良くしているそうです。
まとめ
ホエイプロテインを牛乳で摂ることで、速やかな吸収が可能であり、筋合成に効果的です。
さらに、牛乳にはビタミンやミネラルも含まれており、栄養バランスも整います。
ただし、乳糖不耐症の人は注意が必要です。
お腹を壊してまで飲む必要はありません!
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